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歯が1本も無い方に知ってほしいインプラント治療All On 4

カテゴリー： インプラント治療・手術

歯が1本もない無歯顎（むしがく）のケースでは、総入れ歯を装着するのが一般的でした。総入れ歯は保険が適用されて、治療期間も短いことから、手軽に作れる装置ではあるのですが、しっかり噛めない、外れる、歯茎に当たって痛いなど、驚くほど多くのデメリットも伴います。そうした不快な症状が嫌で、総入れ歯の装着をやめてしまう人も少なくありません。

そこでご紹介したいのがインプラント治療の「All on 4（オールオンフォー）」です。今回は総入れ歯に取って代わるかもしれない最新インプラント治療について、江東区東陽のナオデンタルクリニックがわかりやすく解説をします。

最新インプラント治療All on 4とは

4本のインプラントで総入れ歯を支える？

インプラント治療のAll on 4とは、顎に4本のインプラント（人工歯根）を埋め込んで、総入れ歯に相当する上部構造を装着する最新医療です。シンプルに表現すると「インプラントで固定する総入れ歯」です。ただ、総入れ歯の部分に余計なパーツは付随しておらず、極めてコンパクトなので、驚くほど自然な仕上がりが期待できます。All on 4は、従来の総入れ歯に伴うほぼすべての欠点を克服できる、優れた治療法なのです。

オールオン4

All on 4のメリット・デメリット

All on 4には、次に挙げるようなメリットとデメリットを伴います。

【メリット】

装置がずれない、外れない

All on 4の上部構造はインプラントでしっかりと固定されます。会話や食事の際にずれたり、外れたりすることはありません。

しっかり噛める

All on 4の安定性は、標準的なインプラントと同等です。いろいろな性状の食べ物を不自由なく食べることができます。ただし、極端に硬い食べ物は、装置に過剰な負担がかかるため、できるだけ控えた方が良いと言えます。

装着感に優れている

総入れ歯は、義歯床（ぎししょう）の部分が歯茎を広く覆うため、装着感があまり良くありません。辺縁が粘膜を刺激して痛みを感じることもあるでしょう。All on 4の上部構造は歯茎を覆うことがなく、装着感に優れています。装置と歯茎の間に食べ物が詰まることもありません。

見た目が美しい

実物を見ていただくとよくわかりますがAll on 4の上部構造は自然で美しいです。皆さんがイメージする総入れ歯とはまったく異なる装置といっても間違いではありません。お口の状態によっては、歯が1本もなかったことが想像できないほど、審美性に優れた仕上がりが期待できます。

すぐに歯を入れることができる

総入れ歯は、装置が完成するまでに1～2ヵ月はかかります。標準的なインプラント治療で本番の歯を入れるまでには6ヵ月以上かかるのが一般的です。一方、All on 4はインプラントを埋入したその日に上部構造を入れることが可能なので、不便や不自由を感じる期間も短くなっています。

顎の骨が痩せにくい

これは数年かけて実感するものですが、総入れ歯の場合は顎の骨が徐々に痩せていきます。歯根のない総入れ歯では、顎骨に適切な刺激を加えることができないからです。その点、チタン製の人工歯根が支えとなるAll on 4は、噛んだ時の力を顎骨にしっかり伝わるため、5年後、10年後も健康的な口内環境を維持しやすくなります。

装置の寿命が長い

保険診療の総入れ歯は、3～4年くらいで寿命を迎えます。取り扱いやケアの方法が不適切だと、1～2年でさまざまなトラブルに見舞われます。All on 4の寿命はもっと長く、メンテナンスをしっかり受ければ、10年以上使い続けることも難しくありません。

【デメリット】

外科手術を行う必要がある

All on 4はインプラント治療を応用した方法なので、外科手術が必須となります。片側で4本、両側で合計8本の人工歯根を手術によって埋め込まなければならないのです。この点に不安を感じる方は少なくありません。とはいえ、インプラントの手術は十分な安全性が保証されなければ実施しないため、深刻なトラブルや後遺症に見舞われるリスクも極めて低くなっているのが現実です。

対応している歯科医院が限られる

All on 4に対応している歯科医院は全国的にも一部に限られます。それはAll on 4が専門性の高い治療法だからです。標準的なインプラント治療は行えても、All on 4には対応できない歯科医師はたくさん存在します。それだけにAll on 4の歯科医院選びは慎重に行う必要があるのです。

治療にかかる費用が高くなる

All on 4に保険は適用されません。また、専用の機材や治療環境、高度な技術を持った歯科医師が必須となることから、治療にかかる費用は比較的高額になります。

適応症は総入れ歯よりも狭い

総入れ歯は、ほぼすべての症例に適応できますが、All on 4は顎や全身の状態によっては手術を行えない場合があります。そうしたケースでは、総入れ歯が第一選択となります。

All on 4と総入れ歯どっちがオススメ？

ここまでAll on 4の特長やメリット・デメリットについて説明してきましたが、実際、総入れ歯とどっちがオススメなのかも知りたいことでしょう。All on 4も万能な治療法ではないため、失った歯を補う（補綴）装置に何を求めるかによって、最善といえる選択肢も変わってきます。

オススメする理由

All on 4がオススメな人

歯が1本もない方で、しっかり噛める、ずれない・外れない、見た目が美しい、お口の健康を長期的に維持できる、装着感が良好な装置を希望されるのであれば、間違いなくAll on 4がオススメです。All on 4のメリットでもご紹介したように、総入れ歯が持つ欠点のほぼすべてを補えるのがこの治療法なのです。

総入れ歯がオススメな人

治療にかかる費用を少しでも抑えたい、外科手術だけは避けたいという方は、All on 4ではなく総入れ歯がオススメといえます。保険診療（3割負担）の総入れ歯は15,000円前後で作れますし、歯茎をメスで切開したりするような処置も一切不要です。

まとめ

今回は、歯が1本もない方に是非とも知ってほしいインプラント治療「All On 4」について、江東区東陽のナオデンタルクリニックが解説しました。顎の骨に4本のインプラントを埋め込んですべての人工歯を支えることができるAll On 4は、従来の総入れ歯のほぼすべての欠点を補うことができます。費用が高く、外科手術が必須となる点にはご注意ください。

そんな先進のインプラント治療であるAll On 4についてもっと詳しく知りたい、東陽町駅の近くでAll On 4が受けられる歯医者さんを探しているという方は、お気軽に当院までご相談ください。ナオデンタルクリニックは、All On 4の実績豊富な歯医者さんです。

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高峰 直努 院長

ナオデンタルクリニックに関わるすべての皆さんが輝けるような医院を目指しています！！